超音波療法の施術効果や仕組みについて
ケガの改善に時間がかかってしまうと競技に復帰できないほか、ケガの改善も遅くなってしまうことがあるため、早期に改善できることが望ましいとされています。
そこで、ここではケガを早期に改善するとされる超音波療法について、その仕組みや施術効果をご紹介していきます。
超音波療法を受ける方によくあるお悩み
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骨折を早く治したい
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ケガを早期に
改善したい -
肘を骨折して
しまった -
肘を骨折して
しまった
超音波療法の仕組みや目的について
超音波療法は主にケガの改善を目的として使われることがあります。
超音波療法にはさまざまな機能があり、さまざまな症状に対応できるため、スポーツなどで発生するケガの回復に適しています。
ここでは、超音波療法の仕組みやどのような目的で使用されるのかについてご紹介していきます。
【超音波療法の目的について】
一般的に超音波療法では、生体に照射される際に生じる熱を利用した温熱作用によって、身体の深部を温め血流の促進や疼痛を緩和することが目的とされています。
超音波による温熱作用によって、ホットパックや赤外線では届かない身体の深部に患部がある場合でも立体的に温めることが可能といわれています。
深部を温めることで血流を促進し、細胞の働きを活性化させることで疼痛の緩和や組織の修復を促すことに繋がります。
●伊藤超短波『US-777』
US-777では、プローブ中の結晶体を伸縮させることで逆電圧効果による音波を発生し、1秒間100万回(1MHz)~300万回(3MHz)におよぶ高速度ミクロマッサージにより、深部に直接刺激を与えることが期待できます。
また、ES-5000などの電気刺激装置と組み合わせることで超音波と筋刺激によるコンビネーション施術が行えます。
これにより高い鎮痛効果を得られ、ケガの回復を早める効果が期待できます。
超音波療法による深部の温熱効果と、電気刺激による深部の筋肉への刺激によって筋肉の緊張緩和にも期待できます。
また、関節の動きの硬さの改善にも繋がります。
【超音波療法で行う施術内容について】
超音波療法では次のような施術を行います。
●温熱効果
超音波が生体に照射される際の温熱作用を利用し、深部の筋肉や軟部組織にアプローチします。
また、超音波はプローブが当たっている範囲を集中的、かつ立体的に温める効果が見込めます。
深部の組織を温めることで疼痛緩和や血流の促進、深部細胞の活性化が期待できます。
●ミクロマッサージ効果
超音波は人の耳では聴き取れないほどの高い周波数の音波を流し、その波長は1秒間に数百万回にもおよぶ振動数と考えられます。
この高速振動によるミクロマッサージ効果によって、より深部の組織に高い効果を与えると考えられます。
手技療法では決して届かないような深部の筋肉や軟部組織にも刺激を与えることが期待できます。
●表層から深層まで幅広く対応可能
1MHz(深部)と3MHz(浅部)の2周波に対応しているため、表層から深層まで幅広い施術を行うことが可能とされています。
また、施術中の周波数はリアルタイムでモニターして出力を安定させているため、痛みを感じにくいです。
また、プローブヘッドが高温になった際にはエラー表示がされるため、安全かつ安心な施術を行うことに期待ができます。
●電気療法との組み合わせが可能
電気刺激装置(伊藤超短波『US-777』など)と組み合わせて使用することで、超音波による温熱作用と電気刺激が併用できます。
それにより、高い鎮痛効果、筋肉の緊張緩和、筋委縮の改善といった効果が期待できます。
このように、超音波療法ではいくつかの機能、周波数を使い分けることでさまざまな症状に対応でき、整骨院をはじめ多くの場で活用されています。
また、痛みや不調の改善だけでなく、コンディションの調整や疲労の回復といった目的でも使用されることがあります。
超音波療法の施術効果について
超音波療法はケガの改善を早め、最短で競技復帰を行う目的で使用されることがあります。
また、ケガ以外の慢性的な症状にも効果があるとされるため、多くの方にとってメリットのある施術といえるのではないでしょうか。
ここでは、超音波療法の効果やメリットについてご紹介していきます。
【超音波療法の施術効果について】
超音波療法を行うことで、次のような効果が期待できます。
●炎症緩和
超音波療法を行うことで深部の血流を促進し、ケガによって発生した炎症症状を早期に抑えることが期待できます。
炎症が早期に解消されることで、ケガの回復にかかる期間の短縮に繋がります。
●鎮痛効果
超音波を深部の組織に照射することで、深部にある傷ついた筋肉組織の修復を促すとともに、鎮痛効果に繋がります。
そのため、受傷直後で疼痛が強い場合にも超音波を使用することで痛みの軽減が期待できます。
●骨折の早期回復
骨折をした際にも超音波療法を使用することで骨芽細胞の働きを促進し、骨癒合にかかる期間を短縮するとされています。
これにより、骨癒合にかかる期間を短縮し、早期の改善ができるといった例もあります。
●可動域改善
超音波療法によって深部の筋肉や関節包の緊張を改善することで、筋肉の萎縮を防ぎ関節の可動域の改善が期待できます。
四十肩・五十肩などで腕が上がりづらい方にとって施術効果を与えるとされています。
【超音波療法を行うことで早期の改善が期待される症状】
超音波療法を行うことで次のような症状の早期改善が期待できます。
●急性症状
超音波療法では炎症の除去や疼痛の緩和といった効果が期待できるため、急性症状の改善にも繋がります。
また、電気刺激とのコンビネーション施術によってぎっくり腰など痛みの強い症状にも対応でき、坐骨神経症状が現れている場合にも的確なアプローチが行えるとされています。
●慢性症状
超音波療法は筋肉の緊張緩和、筋肉の深部で滞った血流の促進といった効果が期待できます。
そのため、腰痛や肩こり、肩関節まわりの拘縮といった慢性的な症状のほか、スポーツや事故によるケガなど多くの症状改善を目指せます。
日頃抱える身体の痛みや不調、スポーツによるケガをなるべく早く改善したいといった方におすすめの施術です。
西村スポーツ鍼灸整骨院の【超音波療法】
超音波療法は、プロスポーツ選手も愛用されています。
元プロ野球選手の上原選手は、練習や登板後念入りに右肘を中心に、フィギュアスケート選手の紀平選手は毎日1時間ほどセルフケアとして行っています。
超音波療法は、1秒間に数百万回という音波の振動を与えることで損傷組織の回復を促す物理療法です。
その効果は幅広く、筋肉の肉ばなれ・腱の断裂・関節炎はもちろんのこと骨折の改善促進にも使用します。
また、肩こりや腰痛といった慢性的な症状にも効果を発揮するといわれています。
慢性的な筋肉のコリには電気療法と超音波療法を組み合わせたコンビネーション療法を行います。
超音波の刺激に加え電気刺激を与えることで、より一層筋肉をほぐす効果が高くなると考えます。
当院では打撲・捻挫・挫傷などのケガの症状に対して急性期から回復期まで超音波療法を行います。
また痛みの強い症状が出ている際も超音波を使います。
超音波を受けている感覚はほとんど何もなく、少し温かい感覚がある程度といわれています。
よくある質問 FAQ
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- 痛みはありますか?
- 痛みはありません。
それどころかほとんど何も感じません。
設定によっては温かい感覚がありますが熱くなったりはしません。
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- どんな症状に効果がありますか?
- 捻挫・打撲・挫傷・骨折などのケガから、肩こり・腰痛・膝の痛みなどの慢性的な痛みにも効果を発揮するといわれています。
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- 料金はいくらですか?
- 当院では施術時間内で超音波も行っていきますので超音波だけで料金をいただくことはございません。
しかし、負傷箇所が多部位になる場合や、広範囲になる場合など少々お時間をいただく場合は施術の延長料金をいただいています。
詳しくはスタッフまでお問い合わせください。
著者 Writer
- 院長:西村隆輝(ニシムラリュウキ)
- 所有資格:柔道整復師、鍼灸師
生年月日:1988.7.18
血液型: A
出身:大阪府
趣味:キャンプ、スポーツ観戦(サッカー、ハンドボール中心にいろいろと)
得意な施術
さまざまな動きのテストから判断した痛みのもとを、ストレッチや鍼などでほぐし、予防のためのトレーニングをお伝えすることを得意としています。
また、スポーツコンディションやダイエットのお手伝いも行います。
ご来院されるお客さまへ一言
患者様の痛みの原因をみつけ出し適切な施術を行い、アフターフォローも含め患者様に寄り添った施術を心がけています。
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